肥満について

肥満ってどんな状態?

肥満って何?肥満や太っている、という言葉に敏感な方は多いでしょう。基本的に言われて嬉しい言葉でもありませんし、見た目などの問題から良いイメージを持たれることも少ないためです。

しかし、肥満というものは単純な見た目だけの問題ではなく、体に脂肪が溜まっている状態です。見た目がそれほど太っていない人でも肥満という定義に当てはまる方は実は大勢いるのです。

肥満の明確な基準って?

全世界で広く使われている基準はBMI値(Body Mass Index)から設定されています。
体格指数とも呼ばれ、簡単な計算式で算出することができます。

BMI値 = 体重kg ÷ ( 身長m × 身長m )

日本肥満学会ではこのBMI値によって以下のように肥満の判定基準を行っています。

18.4以下 : 低体重(痩せ気味)
18.5~24.9 : 普通体重
25.0~34.9 : 肥満
35.0以上 : 高度肥満

BMI値が25.0を超えると「糖尿病」にかかる確率が高くなるというデータもあります。他にも「高血圧」や「高血脂症」といった病気のリスクも増加します。このように肥満は見た目だけではなく、私達の健康に対しても大きな影響を与えています。

肥満の人の割合

太った男たち厚生労働省のデータによると平成25年時点での肥満の割合は男性28.6%、女性20.3%となっています。平成15年から比べると男性はほぼ横ばい、女性は少し減っています。
年代別に見ると、男性は40代が34.9%、次いで50代が31.1%と40代をピークに50代以降は徐々に減る推移となっています。女性は70代が27.1%、次いで50代が21.9%と20代から年齢を重ねる毎に増加する推移となっています。

この違いは男性と女性のライフスタイルによる違いなのかもしれません。

肥満には複数のタイプがある

ぷっくり出たお腹上半身に脂肪が溜まる上半身肥満と下半身に肥満が溜まる下半身肥満の2種類があります。更に脂肪の付き方による皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満に分けられます。

皮下脂肪型肥満の特徴は皮下組織に脂肪が溜まってしまうタイプで主にお尻や太ももが太くなることが特徴です。内臓脂肪に比べて一度付いてしまうと、落としにくいというやっかいな性質を持っています。

内臓脂肪型肥満は腹腔内の内臓の周囲や腸間膜といった部分の表面に脂肪が付いてしまうタイプです。主に食生活が原因と言われ男性に多いタイプの肥満です。皮下脂肪と比べると食生活の改善などで落とすことができます。付きやすい反面落としやすい性質を持っています。

食事の影響が大きい

食事の影響先ほど述べたように特に内臓脂肪は食生活によって蓄積される事が多いです。肉類などのカロリーの高く、脂っこい食事やアルコールの摂取量が多い方は要注意です。その他には食事の取り方そのものにも注意が必要です。TV見ながらやパソコンを操作しながら食事を摂る、いわゆる「ながら食い」や「夜遅くに食べる」という習慣も内臓脂肪を増やす原因になってしまいます。

生活習慣の影響も

エクササイズする男基本的に脂肪は摂取カロリーが消費カロリーを上回った時に付くことが大半です。食事制限により摂取カロリーを減らしたとしても、消費カロリーが上回っていた場合は痩せることはありません。逆に摂取カロリーが多くとも、運動などにより消費カロリーが上回れば脂肪は減っていきます。

要は、摂取カロリーを減らすだけでなく、消費カロリーを増やし脂肪を燃焼させる必要もある、ということです。運動をすることで筋肉が増えればより脂肪が燃焼しやすい体になるため、太りにくい体になることにも繋がり今後の肥満防止にもなります。

放っておくと・・・大変なことに

医者この数年でメタボリックシンドローム、通称メタボという言葉が浸透しましたが、これは内蔵脂肪の増加によって病気のリスクが高くなっている状態のことを指しています。

人間誰だって好きなものを食べたいし、疲れる運動はあまりしたくない・・・と考えてしまうのも無理はありません。しかし、肥満やメタボ状態を放置してしまうと高血圧症や高脂血症、糖尿病などを引き起こすリスクが増えます。心臓周りに内臓脂肪が付いてしまった場合は心筋梗塞の恐れもあります。

メタボ診断を受けたとしても生活習慣の改善、運動を行うことによって改善することは十分に可能です。自分の将来の健康のためにダイエットを始めてみませんか?

簡単なことから始める

一口にダイエットといっても、運動や食事制限、サプリメントやお薬の利用など様々です。悲しいことですがダイエット効果が本当にあるのかどうか怪しい方法や商品があることも事実です。特に「必ず痩せる!」「短期間!」「◯kgも!」といった広告には疑問を感じます。全てが嘘というわけではないでしょうが短期間での極端なダイエットは体や精神になんらかの悪影響を及ぼす可能性があります。

個人的には強い意志(目的)を持って、短期間の結果にめげず、無理をし過ぎないように長期的に続けることがダイエット成功の秘密だと考えています。そんなダイエット方法の一部を紹介していきます。

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